2018/07/26　映画『空飛ぶタイヤ』

『空飛ぶタイヤ』@大阪ステーションシネマ

感想メモ #映画感想 #空飛ぶタイヤ
主演は長瀬智也さんで、ディーン・フジオカさんは2番目のクレジット。名の知れた俳優ばかりのオールスター映画でスゴイ！

以下、ネタバレあり

沢田課長の正義感は独善にもつながる。社長に不正告発の投書をしたら、それが当の重役にも筒抜けとは、ナイーブで社内政治に疎いと見えた。
その結果、企画開発部に「栄転」となったが、課長職のままで「飼い殺し」
机の配置に始まり、外注仕事をさせたり、会議に参加させず、企画書を名前だけでボツにしたり、露骨なハラスメントだった。

ただ、上司ににらまれてもその正直さ故に部下や後輩、同僚に信頼され、協力を得られる様子が静かに描かれていた。

「あなたを信じて」と証拠のパソコンを託されたのは、沢田課長の誠実さに杉本くん（中村蒼さん）が希望を見出したからだ。
沢田課長が人を見て行動するのでなく、自分の信念に基づいて行動したからこそ、味方を得て難局を乗り越えたと思う。

そんな沢田課長を静かに表現したディーンさんは素晴らしかった。

そして、沢田課長を目覚めさせたのが赤松社長のがむしゃらさだったと思うと、やはり、よいバディムービーだった。

「二度と会いたくない」と言いつつ、互いを認め合うふたりに拍手👏

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